2024.11.17礼拝「分け隔てしない神~インクルーシブな視点~ 」宣教 水野 英尚 ローマの信徒への手紙2章1~11節
「インクルーシブ」という理念は、1970年代にフランスで誕生したと言われています。当時の不況による失業者や移民の増加により、社会から排除されていた人たちを、排除するのではなく受けとめ、社会全体で受け入れていこうという思想が広がって行きました。こうした理念が日本の福祉の分野にも取り入れられるようになり、「インクルーシブ」の理念が福祉の中では浸透してきているように感じます。そしてそれは、福祉の分野にとどまらず、「さまざまな背景を持つあらゆる人が排除されないこと」を理念としながら、障がいの有無だけでなく、国籍、年齢、性別などに関係なく、違いを認め合い、共生していく、包括的な社会のことへと広がり始めています。ところが、現代の私たちの社会を見渡せば、そうした理念とは逆行しているような状況があることも事実であり、理想と現実は違うのだと、あきらめにも近い雰囲気が社会を覆っているようにも思います。今朝も、聖書により一筋の光を見出すことができるでしょうか。


