2025.7.6「命と平和を想う」宣教 水野英尚 ローマの信徒への手紙8章1~11節

 パウロは、「わたしはなんと惨めな人間なのでしょう。死に定められたこの体から、だれがわたしを救ってくれるでしょうか。」そう記しています。「私を助けて欲しい!」そうした心の底からの叫びがここにあるといえます。私たち人間は常に間違いを犯してしまうものです。これが「正義だ」、これこそが「正しい」と自分の主義主張がどんなにあっても、私たち自身はどこかで「間違い」をする。そして、そうした「正義」や「正しさ」はひっくり返ってしまう。それが私たち人間ではないでしょうか。きっと、パウロはそれを誰よりも痛感していた。だから、「どうか助けて欲しい」、そんな自分を「救い出して欲しい」そう叫んだのだと思います。
 今朝からローマの信徒への手紙8章に入ります。そうした人間の助け、救いはどこから来るのか、ここで明確に、その助けは、私たちの主イエス・キリストから来る。そして、何よりどうしてイエスが必要なのか、神と私たち人間との関係において、イエスはキリストとして何をして下さったのか。それを語っているのが、この8章だと言えます。こうした言葉の前に、耳をすましたいと思います。