2025.11.2「なすべき礼拝~神の思いやりの中で~」宣教 水野英尚 ローマの信徒への手紙12章1~2節
イエスと出会い、その教えに触れたパウロ。その出来事は、「パウロの回心」(使徒言行録9章)として描かれます。この出来事は、パウロ自身が本当の意味での「神の憐れみ」を知った瞬間だったのだと思います。ユダヤ人として、厳格なファリサイ派の一員として、自分の努力で生活を正していくこと、それが神の救いに与かる競争に勝ち残れるのだと信じきた。自分のコンプレックスを乗り越え、弱さに打ち勝たなければ救われないのだと信じてきた。しかし、そうではなかったのだとパウロは知らされた。神は良い人にも、悪い人にも太陽の光が等しく注がれているように、「救いは」「恵み」は全ての人に注がれているのであって、私たちの側の行いのよるのではない、その恵みを信じ受けとめること、それが「福音」なのだとパウロは受けとめたのです。ローマの信徒への手紙1章~11章までは、パウロの自らの経験に裏打ちされた「教え」が語られてきました。今朝から12章に入ります。「福音」に裏打ちされた人の生き方、その歩みがどのようなものであるのか、更に学び進めて行きましょう。


