2026.2.22「本当に必要なこと」宣教 三上梓 ルカによる福音書 10章38~42節
「必要なことはただ一つだけである。」と主イエスは言われました。マルタに対して語られたその言葉は、今日の教会に対して、そして聖書を読むわたしたち一人ひとりに対しても届けられる大切なメッセージです。課題と困難さに直面する現代社会において、教会が目指したいもの、追い求めたいものは何でしょうか。今年度の終わりが近づき、新しい年度への歩みを視野にいれるこの時期に、御言葉から聞きつつご一緒に考えてみましょう。
・・・神学の最前線はつねにそれぞれの教会や個々人のキリスト者のおかれた場と状況であって、個別の会衆にとってその教会の「小さな神学」こそ切実で重要な意味を持っているのである。危機の時代にあって、自分たちの教会がどのような「神学」に立っているか、どんな「信仰」をもっているかをしっかり確認すること、それを踏まえてこれからの「私たちの信仰・私たちの神学」を見定めることーーこれが教会形成の基盤となる。迂遠に感じれられるかもしれないが、こうした「私たちの信仰・私たちの神学」の確認なしに、教会の組織や活動だけをあれこれいじくりまわすような小手先の対応では、これからの時代を乗り越えていくことは困難であるように思う。(越川弘英『きのうの教会・あしたの教会 2025±X 』(日本キリスト教団出版局、2025年、pp.100-101)


