2026.3.29「あなたがたによろしく」宣教 水野英尚 ローマの信徒への手紙16章1~23節

 今日から受難週に入ります。イエスが十字架の死に至った「受難」を覚え、過ごすことになります。福音書には、それぞれイエスの十字架への道のりが記されています。マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書は、イエスの生涯を表した目的は共通しますが、そこで描かれた内容は同じではありません。しかし、そうして独立したものでありながら、互いに補い合い、イエス・キリストを指し示していると言えます。福音書で描かれている、それぞれの受難物語を読み比べてみると良いと思います。 さて、ローマの信徒への手紙もクライマックスに入っています。この手紙の16章は、長々と、パウロの個人的な挨拶が記されています。何度も何度も「○○によろしく」と語るパウロは、この時どのような思いでいたのでしょうか。意図せずとも最後の手紙となったローマの信徒への手紙。この最終章で、私たちが受け取るものはなんであるのでしょうか。パウロの「遺言」とも受け取れる、その「コトバ」に今朝も耳をすませ、心を開いて聴いていきましょう。