2026.4.12「拝啓、神を信じる者たち」宣教 水野英尚 ルカによる福音書1章1~4節

 今朝から「ルカによる福音書」を学びます。かたえ教会に赴任をいたしまして、「マルコによる福音書」の講解説教から始まり、次に「ローマの信徒への手紙」、そして、「ルカによる福音書」を学んでいきたいと思います。この福音書を選んだ理由は二つあります。一つは、新約聖書に3回登場してくる「ルカ」という人物が、パウロ書簡(テモテへの第二の手紙4章11節、コロサイの信徒への手紙4章14節、フィレモンへの手紙24節)で、パウロの同労者として身近にいた存在であり、パウロの想いをしっかり受け継いだと信じるからです。しかし、近年の聖書学では、パウロ書簡の「ルカ」と、福音書の著者ルカは同一人物ではないとされるようです。しかし、私はパウロの同労者であった「ルカ」が、この福音書を書いたと考えています。そして、二つ目は、他の三つの福音書(マルコ福音書、マタイ福音書、ヨハネ福音書)と異なり、今朝の箇所で示される、目的と受取人を明確にして「手紙」をしたためるように書いていることです。ここにも、継承者としての「ルカ」の姿を、垣間見ることができるのではないでしょうか。