2026.5.24「その名はヨハネ~主は恵み深い~」宣教 水野英尚 ルカによる福音書1章57~80節
「ほめたたえよ、イスラエルの神である主を。」(68節)の言葉で始まるザカリヤの預言。この「ほめたたえよ」という言葉はラテン語で「ベネディクトゥス」と言います。以前学びました、マリアの賛歌が「崇める」のラテン語の「マグニフィカ―ト」と呼ばれるように、このザカリアの預言は「ベネディクトゥス」と呼ばれます。
「預言」は、「ことばを預かる」と書きますが、もう一つ「予めのことば」と書いて「予言」とも読みます。これらは、私たちにとっては、明確に区別する必要があると思います。聖書における「預言」は、前者の「ことばを預かる」という方で記され、それは神の言葉を預かることを意味しています。「予め」の方の「予言」は、その言葉通り未来を予知することです。確かに、聖書の「預言者」も未来を予知して語るということもあるわけですが、人間を超えた「神」という存在から、私たちの未来というよりも、神の想い、神が愛するが故に「苦しみ」や「呻き」や「嘆き」、それらのことを受け取ることが、聖書の「預言」ということになります。

