2024.10.6礼拝「かたえ教会の信徒への手紙として 」宣教 水野英尚 ローマの信徒への手紙1章1~7節
パウロは、イエスによって直接選ばれ召し出された、ペトロを代表とする直弟子たち、後の最初期のキリスト教会において重要な役割をする「12使徒」の中にはいません。パウロは、福音書で描かれた十字架に架けられ殺害されるまでのイエスに出合っていないのです。しかし、パウロは自らを「使徒」として立ち続け、福音を宣教し、地中海地域での3回におよぶ大伝道旅行を実行し、総距離およそ2万キロとも言われる驚くべき道のりを乗り越え、各地に教会(共同体)を設立しました。そして、このパウロがいなければ、キリスト教は今日のように世界宗教として発展することはなかったことだとも言えます。 私たちが手にしている「聖書」、その中の「新約聖書」は、4つの福音書を含む27の文書の集合体です。中でも、「パウロ」と名前が付けられた文書が13あります。27のうち13ですから、約半分が「パウロの手紙」で占められることになっています。その13の手紙の内、全てがパウロの直接書いたものではないということが、今日ある聖書学の研究によって示されています。


