2026.2.1「信仰は強さ弱さでなく信頼」宣教 水野英尚 ローマの信徒への手紙14章1~12節
先週の聖書の並行記事に、マタイによる福音書14章22節~があります。荒れ狂う湖の上を歩いて舟に近づくイエスに、弟子たちは「幽霊だ!」と叫び声を上げます。しかし、ペトロは「そちらに行かせてください」と言います。イエスの招きにペトロは水の上を歩きます。しかし、風が怖くなると溺れてしまいます。ペトロが「助けてください」と叫ぶと、イエスはすぐに手を伸ばして助けます。そして「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」とイエスは語ります。
この物語の「正解」は、イエスの言葉を疑わなければ、どんな状況でも歩くことができる。そうした「強い信仰」が正解なのでしょうか。恐れない、疑わない、信じて信頼する。確かに大切なことです。しかし、それが「強い信仰」ではないように思います。時折、「あの人の信仰は強い」とか、反対に「信仰の弱い人だ」などと言う事があります。しかし、そもそも「信仰」に、力を示す「強弱」があるのでしょうか。先の湖の奇跡物語のイエスの言葉をよく見ますと、イエスはペトロに向かって「信仰の薄い者よ」と言っています。「信仰の弱い者」とは言っていないのです。

