2025.1.19礼拝「信仰の法則により歩む」宣教 水野英尚 ローマの信徒への手紙3章27~32節
「法」や「法律」は、人間社会を形成していく上でなくてはならないものでしょう。今から100年前の日本社会の状況を描いて話題となった、NHKの朝ドラ」「虎に翼」という番組は、日本初の女性弁護士となった「三淵嘉子」(みぶち よしこ)をモデルとして描いたものです。
これまでの「朝ドラ」では避けられてきたテーマとも言える、同性愛やジェンダーなどの「社会問題」に対しても直球で描かれていました。物語の中心テーマとなった憲法14条「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」この条文が、物語の最初から最後までバックボーンとなって貫かれていたことは、見事な構成だったと思います。 この物語は、私たちが日常の中ではあまり気にかけることの少なかった「法律」というテーマが、実は身近で全てに関りあることとして、視聴者が引き付けられたのではないかと思います。今朝は、ローマの信徒への手紙より、「律法」について思いを寄せたいと思います。私たちに「律法」は今、何を指し示しているのでしょうか。