2025.12.7「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣く」宣教 水野英尚 ローマの信徒への手紙12章14~15節
パウロは「あなたを迫害する者のために祝福を祈りなさい。祝福を祈るのであって、呪ってはなりません」(ロマ12章14節)と語ります。こうした言葉を聞きますと、ふと思い起こす言葉があります。それは、イエスが言われた言葉です。「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、わたしは言っておく敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5章43~44節)このイエスの言葉とパウロの言葉は、まさにリンクしていると思います。信仰を同じくする者、同質の者という仲間意識は、内へ内へと向かいやすいものです。そんな私たちに対して、「外側」へと向かわせる言葉ではないでしょうか。その「外側」は穏やかではありません。「外側」には「迫害する人」がいる。「敵」がいるのです。「外側」へと目を向けたその先には「迫害者」や「敵」がいる。「憎しみ」や「憎悪」の連鎖が渦巻いている。しかし、それらの人たちを、愛して、それらの人たちへの祝福を祈りなさいと、イエスも、パウロも説くのです。これは、大きなチャレンジを与える言葉です。


