2026.1.11「愛の負債」宣教 水野英尚 ローマの信徒への手紙13章8~10節

「二人が睦まじくいるためには 愚かであるほうがいい 

立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは 長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい 完璧なんて不自然なことだとうそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても 非難できる資格が自分のあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい
立派でありたいとか 正しくありたいとかいう 無理な緊張には 色目を使わず
ゆったり ゆたかに 光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい そして なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても二人にはわかるのであってほしい」
(吉野弘『二人が睦まじくいるためには』より)

もし、私が人から何かを借りたのなら、それを返す責任が伴ないます。それは、返すべき「義務」があるということです。しかし、「愛」については別で、そもそも「愛」ということにおいては、既にあなたは大きな負債を抱えているとパウロは考えているようです。